乳頭温泉郷の孫六温泉は、国道341号から別れて山間に向かう県道沿いにあります。
大きなホテル風の建物「休暇村田沢湖高原」が右手正面に見えてきたら、手前を右折してブナの原生林が続く林道を約2kmくらい進みます。
つきあたりは、黒湯温泉の駐車場になっていますから、ここに車を置いて坂道を下っていきます。
ここから孫六温泉までの行き方は二通り、一つは黒湯の看板が立っている所から坂道を下って行く方法、もう一つは反対方向にある駐車場の奥の方から車道を下っていく方法です。
どちらの道を選んでもこの駐車場からだいたい5分くらいで孫六へと続く橋に到着します。
孫六温泉は山と原野に囲まれ、他の建物は一切なくまさに秘湯の一軒宿といった趣きです。
受付で料金の支払いを済ませ、一番最初に目に飛び込んでくるのは、男女別の内湯「唐子の湯」。
よほどの通でなければ、この風情がありすぎるお湯に浸かろうという勇気は湧いてこないのでしょう、それほど鄙びた風情に満ち溢れています。
露天風呂は、川沿いにある開放的な岩風呂と建屋内の内風呂の隣にある露天風呂の2つがあり、どちらも混浴です。
いずれも、せいぜい10人くらいが一度に入浴できる大きさで、大きな岩を組み合わせて造られています。
お隣の黒湯のお湯は白濁しているのに、孫六温泉のお湯はほとんど透明・・・不思議ですね。
このように、乳頭温泉では泉質の違うお湯を楽しむことができるのでとても得した気分になりますよ。
泉質
ラジウム鉱泉
効能
胃腸病、皮膚病(蕁麻疹)、創傷他など
建屋
露天風呂
石の湯