玉川温泉の自然研究路が敷設されているエリアには、岩盤浴用の小屋が3棟建てられています。
岩盤浴をする方々は、この小屋に入ってゴザの上で岩盤浴を行います。
ゴザは持参されてもいいですし、それが面倒な方は宿で販売もしていますからそれを利用されてもいいでしょう。
ただし、お断りしておきますが、使用後のゴザは温泉成分が染み込んで硫黄臭が抜けませんので、使い捨てるしかありません。
また、この小屋を利用する以外にも、特に長年玉川温泉に通い続けている人たちは、このエリアのあちこちに自分なりのスタイルで岩盤浴を楽しんでいます。
写真からでもお分かりいただけるように、日傘をして露地にじっと横になり岩盤浴を行う方、強い日差しをもろともせずに日よけなしで、日光浴を楽しみながら岩盤浴を行う方などさまざまです。
玉川通は、どこで岩盤浴をすれば、自分の病状に適した地熱と放射線が得られるか、長年の経験でわかっているんですね。
多くの「玉川通」から話をお聞きすると、放射線量の多いのは、玉川薬師神社の赤鳥居周辺、地熱の観点からは最大の噴煙が湧き出る「大噴」周辺だということです。
ですから、その周辺にはかなりの人だかりができています。
玉川の常連の方々は、岩盤浴のことは勿論、内風呂の入浴方法から、自炊料理の講釈まで貴重なお話をしてくれます。
ただし、そのありがたいお説は鵜呑みにしてはなりません。
彼らの持論は人それぞれ違うからです。
当然ですね、自分に適合しているからといって、それが万人に通用するとは限らないわけですから。
玉川温泉では看護師が温泉指導をしてくれますから、まずはそれを聞いて基本を勉強してから、温泉通の方々の諸説をお伺いして、自分なりの養生法を探されることをおすすめします。
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