玉川温泉の内風呂は少し奥まったところにあるので、たどり着くまでの導線を先に説明します。
駐車場から坂を下ってくると、右手にお土産売場が見えてきます。通り過ぎて構内に入ると、右手にフロントと食堂、左手には大浴場と湯治温泉棟が並んでいます。
4つ目の写真に写っている車の横の玄関が内湯の入口です。(大浴場と書かれた看板がかかっています)
ここが、玉川温泉の内風呂で、この建物の玄関にある自動販売機で入浴券(大人600円)を購入します。
下足棚に靴を置いたら、右手に内風呂への受付がありますから、そこで入浴券を渡します。
ロビーにはテレビがありますから、待ち合わせはここで時間がつぶせます。
玉川温泉の内風呂には、11種類の浴槽があります。
浴場の入口からなかに入ると、右手には、源泉の湯(肌への刺激を和らげるため39℃前後に調整されています)、気泡湯(42℃前後)、露天の湯(42℃前後)、箱蒸湯(50℃前後)、蒸気湯(50℃前後)、打たせ湯(41℃前後)
そして左側には、ぬる湯(39℃前後)、あつ湯(44℃前後)、浸頭湯(41℃前後)、寝湯(41℃前後)、源泉50%浴槽(42℃前後)があります。
私が利用する時はいつも混雑していますので、内風呂のシャッターチャンスはほとんどありません。
他の温泉場なら周りの人の許可を頂いて映すこともできますが、何せ玉川温泉は評判を聞きつけて全国各地から湯治客が押し寄せていますので、お願いする勇気が出てこないのです。
誰もいないところを見計らって撮影できたものを2枚だけお見せします。
シャッターをたいていないためとても見難いと思いますが勘弁してください。
私は、もっぱら源泉100%の湯と飲泉だけを利用しています。
無色のお湯はやわらかで肌にまとわりつくような感触、なめてみると塩辛くて多少舌がピリピリします。
飲泉は、(飲泉場は奥の露天の湯と蒸風呂の間にあります)温泉成分がとても強いため希釈して飲むように説明書きがついています。
最初は能書きを無視してストレートで飲んでみましたが、喉と内臓が悲鳴をあげました。
まるで、ウィスキーをストレートで飲んだ時のような感触です。
湯上り後は、身体がポカポカと温かく、冬はたいへん塩梅がいいのですが、夏の炎天下では汗が止まらないのでちょっと困ってしまいます。
身体に傷がある場合は、肌が乾燥してくるとてきめんにヒリヒリしてきます。
この感覚が嫌な人にはおすすめできませんが、私はこの感覚が傷が癒えるサインだと長年の経験で知っていますから嫌いではありません。
私はかれこれ25年ほど玉川を利用していますが、玉川のお湯は温泉浴で体の傷を癒し、飲泉で内臓を強くできる素晴らしいお湯だと確信しています。
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